オーストラリアンオープン10 Day12
フェデラーの準決勝、対ツォンガ戦。全豪の公式HPでのタイトルが、No sweat for Fderer、汗もかかずに勝っちぃましたなんて、試合を見てなきゃ、そんなにツォンガの調子が悪かったのかと思っちゃいますが、何しろ、1時間半もかからずに3セットがアッという間もなく、終わってしまいました。
フェデラーに自分の試合をさせてもらえなかった、というのがたぶんツォンガの実感でしょう。ツォンガ、終わってからやけに晴れ晴れとしています。
フェデラーの調子がいいのはその通りですけど、最初からもうフェデラーの流れだし、フェデラーのリズムでした。
だからこその1時間半でしょう。
アンフォーストエラーが13しかなくて、ウイナーが37本ですからまあ、負けませんね。
これで、22回目のグランドスラム大会決勝進出を果たしました。そして16回目の優勝に王手を掛けたことになります。
昨年念願の全仏にも勝ちましたから、こんど狙うのは、年間グランドスラムですか。昨年のUSオープンに勝ってれば、年は挟んでも、今回勝てば4大会連続のグランドスラマーになったんですけど。
まあ、過ぎたことは仕方がないので、この全豪を取って年間グランドスラムにチャレンジです。
ナダルが故障で、ひょっとしたら、全仏も万全ではないかもしれませんから、チャンスではありますね。
しかし、ない物ねだりで、やっぱり、フェデラーvsナダルが見たいよな。
まあ、そんなことより、31日の日曜日、マレーに勝って16勝目をあげるのが先です。
女子ダブルス決勝がフェデラーvsツォンガの前に行われました。シードの1,2対決は、パワーに優るウイリアムス姉妹がブラック/フーバー組を6-4,6-3で撃破しました。来年からは、男子ダブルスに変更させられるそうです。嘘です。
federer命
オーストラリアンオープン10 Day11
これを杞憂というのでしょう。やっぱりフェデラーは強かった。絶好調のダビデンコもグランドスラムでのフェデラーには1セットを取るのがやっとなのかもしれません。
しかし起ち上がりだけ観てたら、これはどうなってしまうのかと『最悪』のシナリオを考えてしまいましたが、この調子なら、ツォンガも問題ないでしょう。
昨日のジョコビッチvsツォンガは、ジョコビッチが決めるべきところで決め切れなかったつけが最後にきた感じですね。後、ジョコビッチ、まだからだが弱い。(笑)
さて、今、チリッチvsマレーの準決勝が行われています。いい試合です。
フェデラーからみれば、ふたりとも若いです。チリッチに至ってはまだ21歳の若者です。そしてチリッチはでかい。
クロアチアといえば、アンチッチですが、そのアンチッチもでかかった。
昨年のUSオープンもそうでしたが、フェデラーにとっては、マレーよりチリッチのほうがいやでしょう。いわゆるデーター不足です。
女子の準決勝は、結局セレナとエナンが順当に決勝に進出しました。
09USオープンと全く同じパターンです。今回はクライステルスの替わりに同じ出戻り、ベルギーのエナンがシード1番のセレナ・ウイリアムスに挑むという構図です。
今日を入れて、残り4日。愉しませてもらいます。
federer命
オーストラリアンオープン10 Day10
昨日のブログはナダルvsマレーの試合が始まったところで終わってましたが、まさか、ナダルが途中棄権するとは想像もしてませんでした。
女子シングルスシード2番のサフィーナもキリレンコ戦は途中リタイアでした。
ナダルにとっては痛い途中棄権です。古傷の膝の故障ですから、長引くかもしれません。たぶん、この後の中東と北米でのハードコートシリーズ期間を治療にあてて、得意のクレイシーズンでの復活を期するはずです。
これで決勝でのフェデラーvsナダルはなくなりました。
今日のフェデラーvsダビデンコはテニス関係者にとっては目の離せない試合になりました。
今日、万が一フェデラーが負けると準決勝のカードはジョコビッチvsダビデンコが濃厚です。まあ、ツォンガが勝ってもフェデラーがいないと大会そのものが一気にトーンダウンしていまいます。
下の矢倉もマレーvsチリッチですから、もう彩にかけます。
決勝戦はフェデラーがいての、マレーであり、チリッチです。
さて、女子も大変なことになってます。中国パワー全開です。リーがヴィーナスをフルセットの末破りました。現在、セレナがアザレンカと戦ってますが、ここでセレナが負けるとリーとアザレンカが準決勝ですから、そうなるとリーがアザレンカに勝つことは十分考えられます。
となると、ジェンとエナンで、ジェンが粘ったりすれば、エナンだって、久々のグランドスラムです。もしもということだって、考えられます。
そうなるとですよ。前代未聞のグランドスラム史上、初めての中国人決勝対決で、中国人グランドスラマーが誕生します。
キリレンコが優勝する以上の大異変、奇跡です。
17日、大会前日に行われた
Hit For Haiti
というチャリティーイベントの動画がアップされています。フェデラー、ナダル、ジョコビッチやセレナ、クライステルスなどが、赤、青チームに別れてダブルスを行います。たぶん、WOWOWでやったのかな?何しろおもしろいです。
試合の合間にご覧ください。
federer命
オーストラリアンオープン10 Day09
フェデラーvsヒューイットは実力通りといえばそれまでですが、ほぼフェデラーの圧勝でした。フェデラーにしたら、負ける気がしないんでしょうし、ヒューイットにしたら、勝てる気がしないのでしょう。
ヒューイットほどでないにしても、ダビデンコもずっとフェデラーには勝てない日々が続きました。ところが、昨年のマスターズカップで勝ってからは苦手意識を克服してしまった。
もしここで、ダビデンコがフェデラーに勝てば本物です。いや、今でも本物なんだけどグランドスラムは別物ですから。
かたやフェデラーは15回も勝っているし、決勝まで進めなかったのは08年の全豪まで遡らなければならないのです。
グランドスラムでフェデラーとナダル以外が勝ったのは、それこそ、08年の全豪のジョコビッチまで戻らなければならない。
ダビデンコは残念ながら、グランドスラム大会では、決勝にも進んだことがないのです。
だから、ダビデンコは今回がグランドスラムを取るラストチャンスです。
今日は下の矢倉がベスト4進出を掛けての一戦で、ロディックvsチリッチは、フルセットでチリッチが勝ちました。チリッチは最初から接戦をものにしています。
そしてこれが、本日のメインエベント。
ナダルvsマレーの試合が始まります。
女子は、まあ、ここまで来たのが奇跡なんですが、キリレンコが負けたのは、格下のジェンでした。妖精キリレンコは、5試合もするなんて想定外ですから、たぶんからだがボロボロなんでしょう。ジェンの敵ではなかったのです。
そしてエナン。同じ歳のペトロワを圧倒しました。
これで、下の矢倉は、168cm、27歳の出戻りエナンと165cm、26歳のジェン、もちろんノーシード同士の準決勝になります。
画像と文章が合っていませんが、今日は、キリレンコ特集です。
federer命
オーストラリアンオープン10 Day08
フェデラーvsヒューイットのベスト8進出を掛けた試合が始まりました。
ご存知の通りヒューイットはオーストラリアがホームです。ウインブルドンとUSオープンには優勝していますが、この全豪では2005年の準優勝が最高で優勝はありません。
フェデラーも2005年の全豪はセミファイナルで姿を消しました。その2005年の全豪を制したのは、昨年引退を決めたロシアのマラット・サフィンでした。
ヒューイットはフェデラーと同じ年の生まれですが、日本流にいえば、早生まれの2月うまれです。9月が新学期の欧米では、フェデラーが8月生まれですから学年はいっしょ。ご存知の通りヒューイットのほうが早く頭角を現しました。
ヒューイットが初めてのグランドスラム大会を制したのは2001年のUSオープンです。フェデラーの快進撃が始まったのは2003年のウインブルドンで、そこからはヒューイットはなかなかフェデラーには勝てなくなってきます。
印象に残っているのは2004年のUSオープンの決勝です。その前のウインブルドンも制したフェデラーがUSオープン初優勝を飾ったのですが、ヒューイットも脂の乗った時期なのに、フェデラーの前ではひとたまりもありませんでした。たぶん、あれからヒューイットはフェデラーに勝っていないのではないかと思います。
1セット目は6-2でフェデラーが簡単に取ってしまいました。たぶんヒューイトにはフェデラーに対しての苦手意識があるように思います。それは決してフェデラーがヒューイットをカモにしているのではなく、ヒューイット側の苦手意識です。
女子のホーム、サマンサ・ストーサーがセレナに敗れてしまいました。そして中国のリーが4番シードのウオズニアッキに勝ってベスト8進出です。
ジョコビッチがまたまた快勝です。次はフルセットを制したツォンガです。
ダビデンコが辛くも逃げ切りました。ベルダスコは最後に力尽きました。
まだフェデラーvsヒューイットが終わってませんが、2セット目も現在4-1でフェデラーリードです。
明日からのベスト8は、
ロディックvsチリッチ
ナダルvsマレー
ジョコビッチvsツォンガ
フェデラーvsダビデンコ
よく見ると今年はベテランが頑張ってますね。そのベテランがフェデラーであり、ロディックであり、ダビデンコでありヒューイットです。
もちろん久しぶりにフェデラーvsナダルの決勝戦を見てみたいのですが、フェデラーvsロディックというのもちょっと魅力的です。
昨年の全豪の再現か、昨年全英の再現か?
いずれにしてもフェデラーが決勝に行ってもらわないと話は始まりません。
federer命
オーストラリアンオープン10 Day07
奇跡はそうは起こらないから奇跡なのですが、起こることもあるから奇跡なのかもしれません。
キリレンコがシード2番のサフィーナに勝ちました。サフィーナが途中リタイアしたからです。
一回戦でシャラポアに勝って勢いづいたのか、何かにとりつかれたのかはわかりません。しかし妖精キリレンコがこのグランドスラム大会でベスト8進出です。
奇跡は続くのか?次の対戦はボンダレンコを破った中国のゼンです。中露対決は、まるで経済戦争を思わせます。
もうひとつのロシア対決はクライステルスを破ったペトロワが第三シードのクズネッツォワも撃破しました。
そしてこちらもベルギー同士の対戦は、エナンが貫録勝ち。しかしウイックマイヤーも綱渡りしながらここまでよくきました。
女子シングルスの下の矢倉はシード選手は19番のペトロワだけ。大荒れです。
男子はベスト16に残った選手でノーシードはポーランドのクボーだけですから、まあ順当でしょうか。
デルポトがチリッチにフルセットで負けました。
ナダルとマレーは順調に勝ち上がってますが、ナダルは結構セットを落としながらで、マレーは絶好調。準々決勝は楽しみな一戦です。
現在ロディックとゴンザレスがロッドレイバーアリーナで戦ってますが、ゴンザレスの2-1なので、まだわかりません。
federer命
オーストラリアンオープン10 Day06
今日で男女シングルスともベスト16が出揃います。
昨日の下の矢倉では、何といってもキム・クライステルスがペトロアに0-6,1-6で完敗したのには驚きました。実は昨年のUSオープンの再現になるのではと密かに思っていたのです。
クライステルスの負け方がすごかったのか、ペトロアの勝ち方がすごかったのかはわかりませんが、これでセレナに決勝で対戦する相手が混沌としてきました。
同郷のクライステルスが負けたのだから、エナンといいたいところですが、やはりスタミナの問題はあります。一週間の普通のWTAのツアーなら問題はないでしょうが、グランドスラム大会は2週間で優勝するには7回勝たなければなりません。
4回戦はさしあたり問題ありません。同郷のウイックマイアーが相手です。
しかし良く見ると女子はロシアンパワーですね。ベスト16に5人も入ってます。ですから、シード通り順当にいけば、準々決勝で、クズネツォワ、準決勝でサフィーナに当たります。
キリレンコ優勝という奇跡は起こらないのか?もちろんそんなことになれば、奇跡です。奇跡はそう簡単には起こりません。
さて、男子シングルスです。ここまではほぼ順当です。デルポトロは手首に問題を抱えているようなので、次のチリッチかその次のロディックまでって気がします。
ナダルはやっぱりマレー戦ですかね。ここまでマレーは逆に順調すぎますね。だから、男子も下の矢倉は混戦です。
フェデラーの今後ですが、次のヒューイットとバグダディスの勝者との4回戦は問題ないとして、やはりダビデンコ戦が勝負でしょう。ダビデンコも第三シードのジョコビッチもここまでは順調な勝ち上がりです。
どちらにしても面白くなるのは、明日からの4回戦からです。
federer命
オーストラリアンオープン10 Day05
オーストラリアはかつて大英帝国の流刑の島でした。その宗主国の王子様が何のついでかわかりませんが、全豪に現れました。
ウイリアム王子は、あの、ダイアナ妃の息子です。ダイアナさんが亡くなったのが1997年の8月31日で、あの時はまだ少年だったが、今や27歳の青年で、こんなところは似なくていいのに、頭髪の薄いところはチャールズのおとうちゃん譲りでしょう。
将来は大英帝国の王様になるだろうウイリアム王子が見守る中の試合で、フェデラーが言いました。
「偉い方の前での試合は馴れてます。」
全英での決勝戦を戦い慣れているフェデラーにとって、王位継承権3番目が見守る中での試合などまったく意識していなかったと思われます。
そのフェデラーは完勝です。昨日も書きましたが、本気を出すのは4回戦からです。
現在、ロッドレイバーアリーナはロディックとロペスの試合が終盤を迎えています。ロディックが1セット目を落としてちょっと縺れています。
そして女子はエナンがシード27番のクレイバノバに1セットを落とした時はよもや、と思いましたが、ちゃんとひっくり返しました。
このクレイバノバというのは、昨年の東レPPOでペトロワと組んで杉山/ハンチュコバペアに準決勝で負けました。体格のいいお姉ちゃんという記憶しか残ってませんが、今はその時から比べればスマートになったかもしれません。
そのペトロワは今夜クライステルスと対戦します。
シード8番のヤンコビッチが31番のボンダレンコに敗れました。これでセルビア勢は女子はいなくなりました。
そして、キリレンコの快進撃が続いています。7-5、7-6の勝利ですから、本物でしょうか。次はサフィーナです。ロシアの後輩です。ひょっとするとひょっとします。
federer命
オーストラリアンオープン10 Day04
現在、フェデラーの2回戦がロッドレイバーアリーナで行われています。1セット目は6-2で簡単に片づけて、2セット目も5-2とリードしています。
今までも2回戦、3回戦は割と安定しています。本気を出すのは4回戦あたりからというのがたぶんいつもの流れでしょう。
4回戦の相手はヒューイットvsバグダディスの勝者ということになります。もちろんどちらが勝ち上がってもフェデラーが負けることはありません。
問題は準々決勝です。順当にいけば、ここのところ分が悪いダビデンコです。
もちろん5セットマッチのグランドスラムイベントでは、縺れることはあっても負けることはありません。それに、ダビデンコはフェデラーと同じ歳の28歳で、決して若くはありません。だから、力の配分もわきまえてはいるでしょうが、疲れがたまっているのも事実です。
だから、ダビデンコはひょっとすると4回戦あたりであっさり敗退という気がしてます。
さてさて、昨年同様、フェデラーvsナダルの決勝戦を見たいものとしては、ナダルの動向も見ておく必要があります。
現在のランキングはデルポトロが4番で、マレーが5番です。つまり、ナダルはマレーとデルポトロの両方に勝たないと決勝まで進めません。
そのデルポトロは2回戦でブレイクとフルセット、それも最後のセットは10-8で勝利するという死闘を演じました。命拾いというのがデルポトロとしての実感でしょう。
女子は、エナンが5番シードのディメンティエワをフルセットの末破りました。一言でいえば強いです。昨日も書きましたが、ディメンティエワにとってはついてません。こんなところでエナンと当たってしまったのが運のつきでしょうか。
しかしエナンも実はちょっとついてません。というのは、このまま勝ち上がっても準々決勝でクライステルスと当たるからです。クライステルスはエナンの前にクズネッツォワと対戦しますが、今のクライステルスならクズネッツォワは敵ではありません。
federer命
オーストラリアンオープン10 Day03
フェデラーの初戦としてはまあまあの立ち上がりなのかもしれません。
キリレンコの彼氏、イゴール・アンドリエフにちょっとてこずりましたがセットカウント3-1でまあ順当に2回戦に進出しました。
番狂わせといえば、8番シードのマッド・サイエンティスト、ソダーリングがフルセットですが一回戦敗退です。
また、復帰したガスケがシード20番のユーズニーに逆転負けです。
日本からの森田さんも善戦はしましたが、スアレス・ナバロにやっぱり力負けです。期待の伊達さんでしたが、一回戦突破はなりませんでした。
番狂わせとはいいませんけど、スペインの貴公子、ファン・カルロス・フェレーロとトミー・ロブレドが共に一回戦で姿を消しました。
一時はセルビア旋風を巻き起こした、ヤンコビッチとイワノビッチですが、イワノビッチは現在ランキング21位、今回のシードも20番。ちょっと影が薄くなってきました。
今日の女子の大一番は何と言ってもシード5番のディメンティエワvsエナンの一番でしょう。ディメンティエワにしてみれば、どうしてわたしがこんなところでエナンとやらなきゃならないのってとこでしょうか。
クライステルスが一足先に3回戦進出を果たしてます。
この矢倉は、裏シードがふたりもいます。3番シードのクズネツォワはそのクライステルスに勝たないとベスト4にさえ勝ち上がれません。
シャラポアに勝ったキリレンコは2回戦にも勝って、3回戦です。順当にいくと4回戦でサフィーナと当たりますので、そこで終わりになりますが、メンタルに難のあるサフィーナが取りこぼし、なんてこともあり得ます。すると、準々決勝はヤンコビッチです。まさか、ここまではと思いますが、もしここまで来ちゃえば、もういけいけどんどんですから、準決勝では、クライステルスと当たる?
激戦区で勝ち上がったクライステルスも疲れが出て、キリレンコが奇跡の勝利なら、決勝はヴィーナス姉ちゃんを破って決勝進出したセレナが米ロ戦でまさかの敗戦。キリレンコがグランドスラム初優勝なんていうのは、やっぱりないでしょうね。
federer命